白虎連合Ⅰ







「ゆいちゃん、アイツと知り合いなん?」


「いや、なんか腐れ縁で」


「へー」






龍の後ろ姿を見ながら、悠介くんはワントーン低い声を出す。

大丈夫やから、と意味のない言葉をかけてその場は収まったけど。






「俺はなに?」


「え?」


「ゆいちゃんにとって、俺ってどんな存在?」






龍から視線を外し、私を見る。

気のせいかその瞳は冷たくて。




どんな存在って、そんなの。







「男友達?」


「なんで疑問形?」


「男友達、あかんかった?」


「いんや、十分」






だって悠介くんは私にとってただ一人の男友達。

信用してるし、信じている。




何を信じているかはわからないけど、でも友達として好き。






「そっか」







先程の冷たい瞳は消えて、彼の瞳は温かくなっていた。







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