「あんたなんやねん、なにがしたいねん」
「あの男はダメっすよ、許しません」
「許さんって意味わからん」
「ダメなもんはダメなんす」
生意気に言い返す龍と睨み合う。
小声で話しているから聞こえないと思うけど、一応背後にいる悠介に笑顔を向けた。
「もういいから早よ帰れ」
「そんなん言ってあの男と何する気っすか」
「悠介くんは男友達やで、なんもないわ」
「悠介くん?!男友達?!」
ズイ、と更に顔を近づける龍に一瞬たじろいで一歩下がる。
だからなんやねんこいつは!!!
「帰れ」
「いやです」
「帰りなさい」
「帰りません」
「後で相手してあげるから」
「約束ですよ」
「はいはい」
その言葉に龍は振り向き、再び悠介くんを睨む。
そして舌打ちをしてどこかに歩いていった。
.

