テンションの高い声に黄色の特攻服。
確認しなくても誰かわかるので、顔を見ないままパンを食べ始める。
「"ghost"は何もしてへん?」
「してないっすよ、安心して下さい」
「倉庫の連中は?」
「北区見張ってます」
「そっか」
紫織にパンを一口上げて、私も一口貰う。
隣に腰かけた龍はコーラを飲んでタバコに火をつける。
先生は別に注意はしないけど、どうしたものか。
「紫織さんもなんかあったら直ぐ教えて下さいね」
「いやーん、ありがとう」
「多分そいつゆいさんが殺しますから」
「うるさいの、あんたは」
龍の持っていた木刀を抜き、頭を殴る。
いってー!!!って叫んでいたけど無視して食事を開始した。
うん、美味しい。
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