言葉に出来ず、固まったまま彼を見る。
黒板から視線を外し、彼と目が合って。
「ちょっと前までは全然笑わへんかったけど、最近は違う」
「……………」
「なんつーか、近寄るなオーラが柔らかくなったっていうか」
「柔らか、く」
「現に今も普通に喋ってるやんっ」
確かに、そうだ。
今まで私は紫織としか話さなかった。
他に興味が無かったから。
けど最近は悠介くんとも普通に話す。
自然に自分からも声を掛けたりする。
他の人は今でも話したりしない。
ただ、友達が一人増えただけ。
けどそれは、
「…信用」
私にとって大きな変化。
.

