「ほなちょっと待ってて」 「了解っす」 朝になり、龍に家まで送ってもらって鍵を開ける。 中に入ると父は仕事に行ったのか、母と姉がゆっくり食事をしていた。 「おかえりー」 「ただいま」 「学校行くの?」 「うん」 軽く会話し、部屋に入る。 特攻服を脱ぎ捨て制服に着替え、鞄を持って再び階段を下りた。 「ご飯は?」 「いいよ、行ってきます」 玄関まで迎えに来た母に手を振り、そのまま外に出て龍の後ろに乗り込む。 背中を軽く叩き、バイクは発進した。 .