「あ、」


「あ、」






階段を下りる手前で久しぶりの人達と出くわす。

その人達は私を見るなり、気まずそうに教室に逃げていった。






「大人しくなったなー」


「ね、」






ギャル軍団があの後下の連中に何をされたか知らない。

でもこうやって逃げる辺り、よっぽどの事されたやろな。






「ゆいが白虎ってチクらへんかな?」


「あー、蓮達が黙るように言ってんて」






別に言ってもいいけど、皆私に気を使って内緒にさせる。

確かに今は勉強を頑張らなければいけないし。






いつか皆に気を使わせへんようにしたいな。









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