「残念やね、白虎のバックがこのうちで」
「あ…」
「確かに白虎は手を出さへんよ?けど、」
腕を捲り、痣を見せる。
それは放課後にリンチされた傷で。
「これは何かな?」
「そ、それは、その」
「なんか勘違いしてるようやけどさ」
木刀を今度は喉元に当てる。
それを見て、薄く笑った。
「うちら族やで?」
木刀を下げて、振り返り英寿くんの隣に立つ。
それを合図に、彼女達の体が縄で縛られた。
「やだやだやだ!!!」
「ごめん!!!だから助けて!!!」
必死彼女達は私に頭を下げる。
可哀想とか同情とか、そんなもの私にはもうない。
そんな心、昔捨てた。
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