「うわっ!!びっくりした」


目の前には三島先輩の顔がドアップ!やばい心臓ものすごくドキドキしてるよ。


「驚かせてごめんね。鈴ちゃん今日は早いんだね」


「めずらしく授業が早く終わったんです。加藤先輩と銀髪先輩は?」


「明良はきょーちゃんを迎えにいったよ」


「迎えって子供か!!」


この距離で迎えってねぇ…あとでいじってやろう。


「ははは。まぁあいつらはじきにくるだろうし。で、鈴ちゃんはそんなに何を悩んでいたんだい?」


「えっと、実は……」













「…というわけです」


「あぁ、応援合戦ねー」


鈴ちゃんも大変だねー。そういって髪をなでてくる三島先輩。…先輩の手気持ちいい。


「私今年が初めてだからイマイチわからなくて…どういった感じですか?」


「うーん…そのクラスによりけりだからなぁ」


「やっぱりチアとか学ランですか?」


「そうだね。毎年どこかしらはやってるかな」