「別れたんだからあんたらに関係ないでしょうが!!あんたらはアイツの保護者か!」
「なっ何よ…」
「一人相手に大勢なら勝てるとでも思ったか!なめんなよ!あんたらが束になったってこっちは何の問題もないんだから!!」
「ふ、ふーん、じゃ試してみる??」
明らかに動揺した様子だが、向こうも意地でも退く気はないらしい。
ならば。
「どうぞご勝手にっ!!」
怒りに身を任せて、思い切り壁に拳を打ち付ける。
ドンっ!!
って音と、壁の違和感に気付いたとき
頭に血が登っていた私も、一瞬にして血の気が失せた。
「…しまった。」
見れば、私の拳の形に穴が…。
やりすぎた…。

