「なっ、なんでこんなものを持ってるの!!」
思わず口をついて出た言葉に、彼女たちは更にニヤリと笑う。
その瞬間に、言ってはまずいことを言ってしまったと気付き後悔した。
慌てて口を押さえるが、出てしまった言葉は取り消せない。
「ようやく認めたわね?」
まるで、やっと私をいじめる口実が出来たとばかりに冷たい笑顔を浮かべる。
「…」
さすがに焦る。
なんでこの子たちがこんなものを?
どこで手に入れたの?
それによく見れば私が隼人に抱きついている写真もある。
更に、私と同じ髪形で同じ服を来て同じようなメイクをした凜が知らない男の人の腕に絡み付いて、楽しそうに歩いてる写真も。
それも、一人じゃない。
どの写真も、違う男の人が写っていて
中には、援助交際を思わせる風貌の人まで。
頭がクラクラした。

