「…っ!!これを見てもまだしらばっくれるつもり!?」






あくまでも冷静に自分たちをあしらおうとする私が気に入らないらしい。







顔を憎悪で歪ませて怒声をあげると、何かを私に向けて投げつける。






まだ何か下らないものでもあるのか、と若干イラつきながらそれを見た。














その瞬間、私は凍り付いた。





私のその様子に、ようやく効き目が現れたとほくそ笑む女の子たち。







私の前に散らばるもの、それは。























「これを見てもまだ、同じことが言えるわけ?」






























それは、私が隼人とキスしている写真だった。









そう、あの時の。







無理やりされたキス。