璃依の家に着いたとき、璃依はまだ帰って来てなかった。








暇だった俺は、璃依の通学路を散歩してみることにしたんだ。








しばらく歩いて公園のある通りに入って、ようやく璃依を見つけた。









けど何故か、公園のとこで立ち止まりキョロキョロしている。







何やってんだ?










「おい、璃…」








声をかけようと思った。





だけど、璃依は。










違う、見たこともない男と一緒にいた。








黒髪で、背の高い男。







そいつは、璃依に愛しそうに優しい微笑みを向けていた。











なんだ、あいつ。