「あんたって・・・本当に馬鹿だね。」

亜理紗が溜息をついた。

「えっ!なんで・・・!?」

すると、亜理紗はますますあきれた顔になった。

「自分で分かってないの!?咲良は、料理が大の苦手でしょ!?だから、そんな物作れるわけないでしょ。それに、咲良の作ったケーキなんて食べたら、拓也お腹壊すよ。」

言いたい放題言われて、悔しくなってきた。

「いいもん!これから、1ヶ月間頑張るもん!」

ムキになって、言い返した。

「まあ、どうでもいいけど。頑張れば?」

でも、言った後に後悔した。

あたしって、本見ながらでも、全然作れないんだ・・・

となれば・・・