瞬があたしの家で暮らし始めて、1週間。

最初はどうなるかと思ったけど、親も兄弟も賛成してくれた。

瞬はフレンドリーだから、もう家族に馴染んだみたい。

兄弟も、すっかり瞬になついた。

兄弟の世話もしてくれるし、瞬が来てくれて良かった。



休み時間。

あたしは、いつもどうり亜理紗の机に向かった。

「でさ~、瞬がね!」

「はいはい。」

「~したの!瞬、おもしろいよね!」

「はぁ~・・・」

なぜか、亜理紗が溜息をついた。

「な、急に何なの!?」