それだったら・・・

俺は、中田さんの家に行ったほうがいいな・・・

―この日、俺はそう決意した。

家に帰ると、早速、拓也の家族に話をした。

「俺・・・中田さんの家に行きます。」

拓也は、一番驚いていた。

昨日、家族なんて要らないと言ったばかりだったからだろう。

理由は、家族が欲しいとか適当に言った。

拓也の家族に迷惑がかかるから・・・

なんて言ったら、絶対みんなは「そんなことない!」って言って、引き止めるだろうから・・・

「分かったわ。瞬くん・・・行ってらっしゃい。」

「はい・・・今まで、本当にありがとうございました。」

この日が、拓也の家で過ごす、最後の日だった―。