俺は、拓也と約束した日から、ずいぶんと変わった。

学校には毎日行くようになったし、絡んでた奴らとは縁を切った。

性格も、よく変わったと言われるようになり、友達も増えた。

毎日が、すごく楽しかった。

でも、俺には居場所がなかった。

家族がいなければ、家もない。

だから、ずっと拓也の家で暮らしていた。

悪いとは思っていても、俺にはもう行く場所がなかった。

そんな時、拓也の言葉で俺の人生は変わった。

「俺の親戚の友達が、瞬のこと預かってくれるって言ってるらしいんだ。瞬、家族が出来るチャンスだぞ。行ってみたらどうだ・・・?」

・・・どうしよう。

知らない人と、いきなり家族になるっていうのも、少し抵抗がある。