ナツが帰った後、オレは速攻でピザを注文した。
アイツも良く飽きずに毎回ガキくせぇ事して来やがる。材料のムダだっつーの。
男3人になった部屋はかなりムサ苦しいが、類と雅也が部屋に来るのは久しぶりで、気心知れた仲間とこうしている時間は心地好い。
「なぁ誠二、オマエさナツの事本気なの?」
オレ達の中で一番爽やかで上品な類が、ふいにテレビから目を逸らして言う。
『あぁ、本気だよ。』
「オマエさ、前にナツは家族みたいなモンだって言ってただろ。家族相手に勃つのかよ?」
オレ達の中で一番下品な雅也の思いつきそうな質問だ。
「オレが言った家族ってのはそういう意味じゃねぇよ。ナツはオレの嫁みたいなもんだ。」
近い将来本当に娶るつもりだからな。
アイツが嫌がろうが、力づくでも逃がさねぇよ。
オレが殺してでも手に入れたいと思う女なんだ。
そりゃあ勃つに決まってる。