いつものようホストクラブばりにフェロモンを垂れ流しながら、自分の席に座っている誠二。


そこに7組の美女が近づいて来る。


おおおおっ!
アレは美人で清楚で有名な羽鳥美香(ハトリミカ)ちゃんではないか!


やっぱり誠二も周りに群がって来るエロテロリスト女子よりも、清楚な女が好みだったのね!
やっぱ腐っても男だわ!


アタシの横を通り過ぎた美香ちゃんからは、フワッと物凄い良い香がした。


クンクン。
ついつい嗅いでしまうアタシ。


教室に入った美香ちゃんは、真っ直ぐに誠二に近づいて行く。



「誠二くん。今日のお昼大丈夫?」


『あぁ、分かってる。約束だからな。』



や、やくそくぅ~?
コレは匂う!匂いますぞ!!


お昼か…やっぱコレは行くしかないでしょう!
尾行するしかないっしょ!!


遂に尻尾を掴んだアタシは、意気揚々とお昼の尾行に向けて早弁をした。