ちょっと〜!!!


「やめっ……んっ…。」


誠二の胸を押し返す間もなく、抱きすくめられたまま唇が奪われる。


昨日の夜のような触れるだけのキスでは無く、お互いの粘膜を感じる深い深いキスだった。


ヤメテと叫ぼうとする度に、誠二の舌にアタシの舌が攫われる。


キスしてるココは部屋の前なのにっ、誰かに見られたら断然ヤバイのにっ…、誠二の熱に攫われて体の力が段々と抜けて行く。


気づけば誠二のシャツを握りしめ、崩れそうになる腰を誠二の腕に預けて居た。