LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜




こんなにもアタシの話を聞かない誠二も珍しい。




「アンタ…、もしかして…もしかしたら浮かれてんの?」



『あ゛?悪りぃかよ。ナツの処女を奪う夢が叶ったからな。オマエの初めては全部オレが貰う。』



…完全なるバカ。
いや…バカ完全体。



「この…変態が!」



『うるせぇ、何とでも言えや。奪ったもん勝ちだ。』



じゃあ何かい?
奪われたアタシは負けだってのかい?



許せねぇな!!



カーン!!!



こうして今日もまた恋のゴングが打ち鳴らされたのであった。




「シネ!ウスバカ誠二!!変態スケコマシ野郎!!」




『…オマエは小学生か?
オマエのけなしボキャブラリー少な過ぎんだよ。』