「ハァ…ハァッ…。このっ…鬼畜がっ!!痛くしないって言ったじゃん!!」
ゼエゼエハアハアと肩で息をしながら、腹を押さえて悶える誠二に文句を叩きつけた。
「ウソつき!ウソつき」と騒ぐアタシに、ようやく腹の痛みが引いてきた誠二が顔を上げた。
『ナツ…テメェ。こんな時まで暴れんじゃねぇよ!』
ヒィーーーー!!
恐ろしいぐらいの肉食男子の顔で凄まれる。
「あんなに痛くちゃ誰だって暴れるわっ!!」
しかしココで負ける訳には行かない!
『最初は誰でも仕方ねぇんだよ。コレだって相当優しくしてやってんだぞ。』
ア、アレで…!?
あの痛みでデスカ!?



