誠二の指が


唇が


吐息が


アタシの身体を優しく撫でて、少しずつ身体に熱が篭って来る。



さっきまでは真っ裸で寒かったのに、今は熱くて仕方が無い。



熱くて熱くて、窓を開けて夜の冷気を入れなければ、身体から溶けて行ってしまいそう。



熱い唇から熱を放つように、漏れる吐息が恥ずかしくて、爆音で音楽をかけて欲しくなる。



そうじゃなければ…



甘い鳴き声が誠二に届いてしまいそうで、恥ずかしくて死にそうになる。