イヤーーーッ!!!!!
真っ裸で抱き合うとか堪えられねぇ!!!



「ちょっと離し…」



焦って離れようとしたアタシを更に強く抱きしめると、



『ナツも成長したな、ガキの頃とは全然違げぇ。柔らかくてしなやかで、ずっと抱いてたくなる。いつの間にかこんなにいい女になりやがって。

まぁ…口が悪いのだけは成長してねぇけどな?』



とかって最後に余計な事を!!!



そう言って笑った誠二は、昔から変わらない意地悪な顔したいじめっ子誠二だった。




クソバカ誠二は、アタシなんか置いてとっくのとうに大人な階段登りまくってたと思ってたけど、



こんな色っぽい場面になっても、


真っ裸を晒し合っても、


何一つ変わらないアタシ達に、



アタシは心底ホッとした。