許せねぇっっ!!!
「何で女は受け身なのよっ!!アンタの好きにされるなんてムカつくっ!!!」
恥ずかしさと怒りとドキドキで、もう訳わかんなくなってるアタシは、裸のままガバッと起き上がった。
ドガッ!!!
『う゛ぉっ!』
そしてアタシに覆いかぶさっていた誠二の胸に、アタシのヘッドが激突した。
胸を抑えて苦しそうにベッドに倒れ込む誠二。
こんなコントみたいな事してても、アタシも誠二ももちろん真っ裸…。
ココは胸を隠すべきか?下を隠すべきか?
それとも仏心を出して誠二を気遣うべきか!?
そうこう考えてるうちに、
やっぱとりあえず胸だな!と手を胸に当てようとした時、
誠二の長い腕がアタシの手首を掴んで引き倒して来た。



