LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜



喜々としてクレープを持ち帰ったアタシは、早速ピザと寿司を注文した。



クレープはデザートにするために、食べたい衝動を押さえ、家まで持ち帰って来た。



途中何度かサクランボさんが落下しそうになったけど、サクランボさんの為に誠二に全部荷物を持たせて、クレープに集中したから何とか持ちこたえた。




『オマエのクレープのせいで肩が凝ったわ。』



恨みがましく手で肩を揉む仕種をしてアピールして来る男。



「そりゃ悪かったっスね。」



そんぐらいで肩凝るなんてヤワ男だな!!ケッ!



『ったく、相変わらずの減らず口だな。オレは先風呂入るから出前受け取っとけよ。』



チッ!
おめーに言われなくても受け取るわ!
それに先に食っちゃうもんねーーだ!



と心の中で企んでいたら




『先に食うなよ…。』



…速攻でクギを刺された。



コイツ…だんだんとアタシの思考を読むのが早くなって来ている!!!



「分かってるわ!」



誠二に考えを読まれるなんて、アタシも落ちぶれたもんだぜ!!
ちくしょう!