ナツコっ目を覚ませ!!! 夕飯の冷しゃぶにも手を付けずに、 イヤな考えを振り払うように、ブンブンと頭を振り回してみる。 『ナツ…、食事中に妄想すんじゃねぇ。』 はうっ! そうだった! 目の前には天敵の誠二が居たんだった。 ゴメンね! 完全に存在を忘れてたわ!! ケッ! 「フンッ!ちょっと嫌な考えを振り払っただけよ!」 それもオマエのな!! 『何だそりゃ?…そういやオマエ今日類と何かあっただろ?』 うぇい!? なっ…ナゼそれを!?