冷しゃぶ、ご飯、お味噌汁を用意すると、テーブルに向かい合って座る2人。
『「いただきます。」』
あうんの呼吸で合掌すると、夕飯を食べ始めた。
誠二はエリート一家なだけあって、とても行儀が良い。
悪いのは女癖だけね(怒)!!!
ナツコも冷しゃぶに手を伸ばそうとするも、今日は類にスペシャルクレープを奢ってもらったせいか、余りお腹が減っていなかった。
「今日は類にクレープ奢って貰ったから、あんまお腹減ってないや。」
ボソリと呟くと。
前方から無言の威圧感が…。
『………。』
アレ…誠二サン?
冷しゃぶを摘んだまま箸が止まってますが??



