「類、冗談は顔だけにして…。」
そう、冗談はその美しい顔だけにしといてくれ!
「オマエなぁ…。
誠二より先にオマエに出会いたかったよ。
そしたら有無を言わさずオレが貰ってやったのに。
イヤ、今からでも遅くはねぇか?」
なんて物騒な事を言って来やがる。
「アンタの幼馴染みの身代わりなんてゴメンだね。過去を引き連りっぱなしの類なんて、アタシの方から願い下げなんだから。」
類だって本当は分かってるハズだ。
アンタの思いはまだ燻ってる。
それを消すのも、また火を付けるのもアンタ次第。
「…だよな、オレももうこんなダセェ思いは捨てるぜ。そうじゃなきゃこの若さが勿体ねぇ。これからいくらでも恋できるのにな。」
「オレのLove lifeはこれからだーー!」なんつって、クレープ食べるアタシの隣で叫ぶのは止めて欲しい。
立ち直りが早すぎる!



