「そうだな…オレもオマエの毒気にやられたわ。オマエが誠二とくっつかなければ、オレがナツを貰うよ。」 ん?え? 貰うって?? 何を? 「ルイ姉さん…さっきから好きとか貰うとか、アタシには愛の告白みたいに聞こえて来ちゃうんだけど…。空耳だよね?」 …お願いだから、空耳だと言ってくれ!! 「ん?」と笑った類の目は真剣そのものだった。 「オレもオマエらみたいだったら良かったな。」 アタシの質問を完全に無視しやがった類は、また遠い目をして話し出す。 コノヤロウ!!! ムシすんなや!