「だってアメリカ遠いじゃん。」
真面目に答えるアタシに、信じられんと言った顔の類。
「オマエまさか…、オレにアメリカまでクレープ奢りに行けとか言うんじゃねぇだろうな?」
ルイ姉さん…
「正解!」
「……。ブーーーーッ!!!」
少しの沈黙の後、更に大笑いし出す類。
テメエこの野郎…チョップしてやろうか!
「ねぇ類、ブン殴っていい??」
クレープを食べる手を止めて、手をグーに握りしめてみると、
「ククッ…ゴメンゴメン!ナツの有り難すぎるアドバイスにKOされた。」
とかって、全然嬉しくない返事を寄越した。



