LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜



好きだの嫌いだの、そんな気持ちに振り回されたくないんだよ。



色恋はアンタの専門でしょ?



アタシには専門外なんだよ。


最も苦手なものなんだ…。




アタシを金網に押しつけて、逃げられないように誠二の腕がアタシを囲う。



『何でいつもオマエは逃げる。
こうして逃げられないように囲ってたって、オマエの気持ちはいとも簡単にオレから逃げてくじゃねぇか。

どうすりゃ逃げねぇんだよ…?
教えろよ。
オマエの心ごとオレに寄越せ。

じゃなきゃ…オレはオマエを無理矢理にでもヤっちまうぞ。』




…そんな、泣きそうな顔するんじゃないわよ。



アタシだって、どうしていいか分かんないのよ。



アンタから逃げるなんて事はしたくない、そんな卑怯なマネしたくない。