『うるせぇぞナツ、オレは誠実で優しさに溢れまくってんだろうが!』 アンタ…本気でアタマ沸いたの? 「はぁ?寝言は寝て言え!」 フザけた事抜かすのはどの口だ? あぁん? 『寝てないから寝言は言えねぇなぁ。』 薄ら笑いしやがって! バカじゃねぇの! 「誠二はバカだから、寝てないのに寝言言っちゃったんだね。」 『…舐めてんのかコラ。』 気付けば環の存在を完全に忘れて、いつもの調子で言い争っている2人。 「あ…あのぅ…。」 環が声をかけるもギャースカうるさい2人に聞こえるハズもなく。