ちょっと…本当にちょっと誠二が本気で怒りそうだったけれど、それに怯みたくないアタシの口は止まりそうにも無い。
「うっさいわ!宇津木さんは大体アタシにじゃなくて誠二に話があるんでしょ?2人でよろしくやっててよ!アタシには関係ない事だわ。」
そうだよ…
痴情の縺れってヤツは他人を巻き込まずにやってくれ!
今ここで、2人が寄りを戻す所なんて見ていたくない。
『関係ありまくりだろうが、だからココに呼び出されてんだろ?』
ふざけた事を抜かすな誠二!!!
いきなり来て、さっきから好き勝手言わせておけば!
大体、宇津木さんもこんなヤツのどこがいいっての?
そっちの方が聞きたいわ!!



