LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜



別れた後もどうしても誠二が忘れられなくて、ケジメをつける為に誠二に最後のキスをねだった事。



そんないきさつを一気に語ると、最後に彼女は、



「最後のキスをして貰ったせいで、余計に誠二君が忘れられなくなってしまった。」と言って、自嘲気味に笑った。



そりゃそうだろう…あんな艶っぽくて情熱的なキスをしていれば。



誰だって勘違いもしたくなる…



本当は自分の事を好いていてくれるんじゃないかって…。



アタシにだってそう見えた。



誠二が彼女を求めて居るように見えるキスだった。



こんないきさつを聞かされて、これから一体アタシに何を言おうと言うのか。



アタシの出る幕はナイと、言われているようなものなのに…。