LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜



誠二がアタシを抱きしめる腕を緩めた時には、すでに宇津木さんの姿は無かった。



良かった…。

イヤ良くないけど、全然全くもって良くないけど!
見られてたと思うと、恥ずかし過ぎて顔を合わせ辛い!



っつーか、誠二がいつもこう強引だから悪いんだっ!


ムカつく!!



ふと前を見ると、アタシの目前には誠二の鳩尾が。




…隙ありっ!




ドガッ!!!




『ぐっ…。』



宇津木さんが走り去って、油断している誠二の鳩尾を思いっきりブン殴った。



片手を壁に付き、鳩尾を押さえて悶える誠二。



ザマーミロ!