LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜


早く呼吸を落ち着かせて、誠二をブン殴ろうとしていた時、


アタシを抱きしめていた誠二が、急に振り返って話し出した。



『見ての通りオレはコイツにドハマり中だから、悪いが宇津木の気持ちには応えられない。』



って…!!!!?


うっ、後ろに宇津木さんが居るぅ!!!!


っつーか、いつから?
いつから居たの?
見てたの?
聞いてたのぉぉ!???



もしかして一部始終を見られて居たのか?と思うと、余りの恥ずかしさに、顔から火が出そうになる。



誠二の後方に居るだろう宇津木さんの様子を伺い知りたいけれど、誠二のデカイ身体が邪魔して見えんっ!!



邪魔だっ!このウドの大木ヤロー!!!



もがくアタシをガッツリ抱きしめるウドの大木。



「それでもアタシっ…。」



かすかに聞こえて来た宇津木さんの声、



そしてバタバタと走り去る足音…。