「本当に大バカ野郎ね!アンタに助言なんて求めてねーよ!アンタがムカつく最低ヤローだって言ってんの!」
何ならオモテ出るかコノヤロー!
『そんなにオレとケンカすんのが好きなのかよ。ケンカなんかするよりキスしてる方がよっぽどいいだろ?』
ナニイッテンダコイツ!?
突然のドエロ発言に思考が着いて行かず、アタシが固まっていると、じりじりと誠二がにじり寄って来ていた。
って、ちっ近づくなっ!
間合いを詰めるな間合いを!!!
エロバカヤローはケンカで繰り出すワザも、エロオンリーらしい!!!
「そっ、それ以上近づいたらコロスッ!!!」
後ずさりつつも、誠二の言いなりになんかなってたまるか!
『いいぜ?コロせよ。その前にキスで窒息させてやる。』
ニ、ニヤつくなっ!!
そして妖艶なオーラを出すなっ!!
こっちまで毒されんだろうが!
「キスなんてしたら、舌ごと噛みちぎってやる!」
『そりゃ楽しみだな。』
ギャー!!!
舌なめずりするなー!!!



