「放課後話しがあるそうよ。きっとアタシにじゃなくてアンタに、だと思うけどね。」
どうせ別れろだの何だの言って来るんだろう。
別れるも何も、付き合ってるという意識すら無いのに、全くおかしな話しだ。
『だから?』
だから?
じゃねぇんだよ!このクソ野郎!!
「アンタが食い散らかした女に、アタシが難癖つけられんのが我慢ならない。元凶はアンタだろうが。」
オマエが無駄にフェロモン撒き散らしたおかげで、このザマだ。
アタシが文句言われる筋合いじゃないんだよ。
『だったら何だ?オレの女はオマエだろうが。外野の野次なんて相手にすんじゃねぇ。』
誰のせいでこうなったと思ってんのよ!
「アンタに指示されんのが一番ムカつく。」
だから嫌なんだ、誠二の女になんかなったらアタシの負けじゃないか。



