LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜



とりあえず教室を出て、人気の無い廊下の端へと歩く。



廊下の端にある階段の下は、お昼休みのおかげで今は誰も通らない。



とりあえず人気が無い事を確認して、誠二に振り返ると、


相変わらず飄々とした態度でアタシを見つめていた。



『オマエがオレを呼び出すなんて珍しいじゃねぇか。何だ?愛の告白か?』



…テメエ。


今このタイミングでフザけるとは、命知らずなヤツだ。



「…フザけないで。アンタの躾がなってないせいで、さっき前カノがアタシの所に来たわ。」



アンタがちゃんと手綱握っとかないから、こういう事になるんだろうが!



『だから?』



だから?

…じゃねぇよ!



アタシが睨んでも、動揺一つ見せないアンタの目が憎たらしい。