誠二のクラスに乗り込むと、相変わらずホストクラブ並のフェロモン垂れ流し3兄弟と、そのフェロモンに吸い寄せられるように周りに群がっているお色気姉さん達が居た。
「オイ、このクソバカ誠二!」
とりあえずエロボス誠二を呼び付けてやる。
『…オマエ、口悪くなってねぇか?』
うるせぇな、オマエのせいだバカ野郎!
しょっぱなから機嫌の悪いアタシを怪訝な目で見ると、そう言ってアタシを見つめた。
「ちょっと誠二君に何て事言うのよ!」
誠二の周りにたむろしてるキャバ嬢姉さん達が、エロボス誠二を庇うように睨みを利かせて来る。
うるせぇなケバギャルが。アンタらに用は無いんだよ。
「姉さん達に用はありません。」
そう醒めた声で呟くと、
「ちょっと!アンタね!」とざわめいて息巻くケバギャル達。



