「ナツ、あの子…確か誠二君の前カノじゃない?」 え?あっ、そうだ! あの美女は、誠二と生徒指導室でラブシーンを展開していたコじゃないか! そして、アタシにぶつかって来て、雅也の胸にダイブさせてくれやがったコじゃないか! 一体アタシに何の用なんだろうか? 「ナツ、大丈夫?気をつけなよね。」 マキの忠告に頷くと、アタシはゆっくりと席を立った。 …きっとロクな用じゃないに決まってる。