首筋の赤い印を一度ペロっと舐めると、誠二が顔を上げた。 『オレの方がもっと痛かったぜ。』 そうやって不適に笑うアンタが嫌いだ…。 ろくな事言わないアンタの唇が、 とんでもなくセクシーだなんて、 アタシに思わせるアンタが嫌い。 その唇でキスして欲しいなんて… 死んでも思いたくないのに。