力一杯抓って、下から誠二を睨み付けてやる。 ちょっと涙目になりながらも、それでもアタシの上から退かない誠二の首筋には、赤いアトがうっすらとできていた。 この跡は、2人の情事のアトじゃない。 アタシの恨みのアトだっっっ!!! 『…ってぇよ。』 当たり前だっ!! 痛い目見せる為に力一杯抓ったんだからな! 首筋を痛そうにさすっていた誠二は、痛がる仕草もナゼかセクシーで、 アタシの目がついに腐ったかと思われる程に、色気を漂わせていた。