「誠二っ!早まるなっっ!ゴメンゴメン全部ウソだからっ!!!」
アタシの上にのしかかってくる誠二の熱い胸板を、精一杯押し返す。
グッ!
コイツっ…ビクともしないっ!
『ナツ、そんな気もないくせに冗談こくな。次は絶対にヤるぞ。』
色気を含んだ顔でアタシを見下ろす誠二に、正直アタシの心臓は爆発寸前だった…。
アタシを見下ろす誠二が、視線の邪魔をしているちょっと長い髪を、自分の耳に掛ける仕草がたまらなくセクシーだ。
そして3つもボタンが開いたシャツから覗く胸板は、鍛えられた身体を想像させて、不覚にもアタシはドキドキが止まらない。



