「アンタを殴ってもアタシの手が痛いだけ。何の特にもなんない。だからクレープ一生奢りな!」
こんな事ぐらいで許すなんて、全く納得できないけど、
でも…本気で今までの素行を後悔しているコイツを、これ以上蹴り落とす程、アタシは鬼じゃない。
『分かった、一生奢る。オレが一生奢るから、間違っても他のヤツに奢られんじゃねぇぞ。』
って…ドコ嫉妬してんだバカ!
アタシも誠二も、変なトコ嫉妬してバカでアホで、
だから、アタシ達はずっとこのままでいいのかもしんない。
ムリに恋人同士みたいな空気出さなくても、自然でいいのかもしんない。
他人はどうでも、アタシ達にはこの調子が合っている。
だから、アタシもムリに合わせないよ!
誠二これからも油断すんなよ!
コノヤロウ!!!



