「ちょっと!痛いでしょうがっ!力で何とかしようとするなんて最低な男よ!」
それでも緩まない腕と、背中に感じる大きな誠二の胸板に、コイツが男だとまざまざと感じさせられる。
『だから、オレは素直になっただろう?オマエが欲しいってさらけ出しただろうが。なのに、素直にならないオマエが悪い。』
『少しはお仕置きされてろ。』とか何とか言っちゃって、その上から目線がムカつくんだよっ!
絶対に本当の事なんて言ってやらないんだからね!
「アタシは十分素直です。アンタみたいに遊んで生きて来てないの!」
ケッ!
バーローバーロー!!



