LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜


誠二のバカがムダにモテるからいけないんだ。

アイツがムダに容姿が良いから悪い。

例え性格が最悪だったとしても…。



そうしたら今更こんなに不安になんてならなかったのに。



ただの幼なじみでいたら、こんなに心弱くなる事だって無かったのに…。



もうヤダ…バカ誠二。



『泣くほど痛てぇのか?』



え???

泣くほど??



頬を触ってみると、濡れた感触が…。


アタシはいつの間にか泣いていたらしい。



痛みと、怒りと、嫉妬と、不安がごちゃまぜになって、受け止め切れない思いが、いつの間にか涙となって流れていた。