「アンタなんかに遊ばれたくないわっ!」
このカスがっ!!
余りの怒りに、カレーを混ぜていたお玉を思わず振り上げてしまった…。
ベショッ。
「アヅーーーーーイ!!!」
アタシの腕に遠慮無くかかるカレー。
猛烈な熱さにビックリパニクるアタシ!!!
『バカ!何やってんだ!』
『早く冷やせ!」と言って、アタシの腕を掴んで水道の蛇口をマッハでひねる誠二。
バシャバシャと腕にかかる水道水が、アタシの腕にかかった熱々カレーを流して行く。
ううううう…痛い。
この冷たい水道水と一緒に、アタシの胸にこみ上げるこの熱い怒りも流して欲しい…。



