誠二のヤツめいつの間に帰って来やがった!
「ちょっと!ビックリさせないでよね!」
まさか…チリパウダー大量投入現場を見られてないでしょうね?と若干焦りつつ探るような目で誠二を見つめる。
「ただいまっつったろ?オレの帰りに気づかねぇなんて、ナツまた夕飯に何か仕込んだな?」
ギックーーーン!!!
ヤバイ…今回はすぐバレた。
けど、諦めねぇ!!!
「うん、仕込んだよ…アタシの愛情を!」
なんつって頬を染めて(←カレーを煮込み過ぎて暑いだけ)上目遣いで可愛さをアピールしてみる。
が…
『気持ち悪りぃからヤメロ。それに激辛攻撃にはもう飽きた。』
「………。」
コ・ノ・ヤ・ロ・ウーーーー!!!
本当にアタシの事が好きなのか???
え?何その冴えない反応!?



