誠二に対する文句がふつふつとわき上がって来るのに、背中からじんわりと伝わってくる暖かさに、文句よりも心地よさの方が勝ってしまい、眠気が襲って来る。
あぁ~巨大な湯たんぽに背中から抱きつかれているようだわ。
ま、コレはコレで気持ちいいからいっか♪
誠二の事は湯たんぽだと思えばいいわ!
そう思って眠りに落ちた。
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そして…数時間後――…
「イデーッッッ!!!!!」
アタシの絶叫によって破られる静寂。
痛いっ!
ものすごく痛い!
肩に何かが噛みついてるんですけどーーーーーーっ!!!!!
マジな痛さに涙目になって後ろを振り向くと、ナント誠二がアタシの肩に噛みついていた。
「ちょっとーーーー!!!
バカ誠二っ!何してくれてんのよーーー!!!」
寝ぼけた顔でアタシを見ていた誠二が、アタシの絶叫によって段々と覚醒し、その瞬間ヤバイっという顔をした。
『あっ、…わりぃ。』
わりぃじゃねぇ~~~!!!!!